【楽しい?つまらない?シミュレーションゴルフのメリット・デメリットランキング】男女92人アンケート調査

近年「天候や気温に関係なく、屋内で快適にゴルフ練習ができる」と注目されているのが、シミュレーションゴルフです。

しかしゴルフコースや打ちっぱなしでの練習をメインにしている方は、「楽しいの?」「練習になる?」と疑問をもつかもしれません。

そこで今回はシミュレーションゴルフの経験者92名にアンケートを実施し、「シミュレーションゴルフのメリット・デメリット」を聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:シミュレーションゴルフの経験者
  • 調査期間:2022年11月11日~25日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:92人(男性51人/女性41人)
  • 回答者の年代:20代 15.2%/30代 31.5%/40代 33.8%/50代 15.2%/60代 4.3%

シミュレーションゴルフのメリット1位は「屋内で練習できる」

シミュレーションゴルフをしたことがある92名に「シミュレーションゴルフのメリット」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

シミュレーションゴルフのメリット

1位になったのは「屋内で練習できる(36人)」です。

2位「通いやすい場所にある(21人)」、3位「ゴルフ場に行くより気軽(19人)」、4位「コース気分を味わえる(15人)」と続きます。

以降、5位「データが出る(13人)」、6位「いい練習になる(8人)」の結果となりました。

「屋内で練習可能」「データが出る」など、シミュレーションゴルフならではのメリットが上位にランクイン。

また「通いやすい」「気軽」など、ゴルフ場と比べたときの「手軽さ」をメリットとして挙げた人も多くなりました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 屋内で練習できる

  • 室内なので、天候関係なく練習できる(35歳 女性)
  • 紫外線が苦手なので、気にせずにゴルフを楽しめるところ(45歳 女性)
  • 東北在住なので、冬場のトレーニングとしてメリットがあります(54歳 男性)

1位は「屋内で練習できる」でした。

室内での練習なら、天候や気温を気にする必要がありません。

「夏は暑すぎて、ゴルフ場や打ちっぱなしだとバテてしまう」「寒冷地に住んでおり、冬のラウンドは無理」という場合に便利ですよね。

またゴルフ場だと、雨の日はカッパやレインキャップなどの装備が必要になりますが、シミュレーションゴルフなら特別な準備は不要です。

2位 通いやすい場所にある

  • 都内に施設があるので、移動コストを削減できます(35歳 男性)
  • ゴルフ場に行くより移動距離が短い(45歳 男性)

「通いやすい場所にある」が2位。

シミュレーションゴルフの練習場は、駅チカなどのアクセス便利なところにも多数あります。

都市部の繁華街には、シミュレーションゴルフの設備を備えているスポーツバーなどもありますね。

「仕事帰りに立ち寄りやすい」「電車でいける」など、ゴルフ場と比べて通いやすいのは大きなメリットです。

3位 ゴルフ場に行くより気軽

  • 気軽にゴルフを楽しめる(34歳 女性)
  • 何の準備もせず、手軽に楽しめることがメリットだと思います(43歳 男性)
  • 打ちっぱなしよりも気軽にできる(52歳 女性)

3位は「ゴルフ場に行くより気軽」でした。

ゴルフ場や打ちっぱなしよりも、シミュレーションゴルフのほうが気軽だと考える人が多数。

「道具がレンタルできる」「服装に気を使わなくていい」という理由があるのかも知れません。

「初心者だから、誰かに見られるのは恥ずかしい」という場合も、個室ありのシミュレーションゴルフが気軽な選択肢となります。

4位 コース気分を味わえる

  • 実際にゴルフ場を回っている感覚になれる(22歳 男性)
  • ゴルフ場に行かなくても、臨場感のあるゴルフを楽しめる(38歳 女性)
  • 名門コースなど、行ったこともないコースを疑似体験できる(55歳 男性)

4位は「コース気分を味わえる」。

シミュレーションゴルフでは、ゴルフコースを回っているような感覚で練習できます。

海外のゴルフ場を疑似体験できるシミュレーターもあるので、憧れの名門クラブに行った気分になれるのが楽しいですね。

「翌日回る予定のコースを、シミュレーターで先に練習しておく」という使い方もできます。

5位 データが出る

  • 飛距離やスイング量などのデータを取れる(32歳 女性)
  • スピン量・クラブパスなど、自分のショットやスイングを数値化して見られる(52歳 男性)

5位は「データが出る」。

スイングや弾道のデータがとれるのは、シミュレーションゴルフならではのメリット。

各クラブごとの飛距離も把握できます。

客観的なデータがあれば、自分のクセや弱点を把握するのに役立ちますね。

6位 いい練習になる

  • いろいろな攻め方を試せて、何度でもトライできる(44歳 女性)
  • 自分で考えながらできるので、いい練習にはなります(53歳 男性)

6位は「いい練習になる」でした。

シミュレーションゴルフでは周りの目やプレーのペースを気にせず、集中して自分のペースで練習に取り組めます。

またコースに出るとスコアが気になってあまり冒険できないものですが、シミュレーションゴルフなら、思い切っていろんなショットを試せるでしょう。

屋外での練習ができないときの「ゴルフ勘の維持」にも役立ちます。

シミュレーションゴルフのデメリット1位は「コースの感覚とは違う」

シミュレーションゴルフをしたことがある92名に「シミュレーションゴルフのデメリット」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

シミュレーションゴルフのデメリット

1位になったのは「コースの感覚とは違う(41人)」です。

2位「爽快感が少ない(19人)」、3位「データの正確性に疑問(17人)」、4位「うまくならない気がする(8人)」と続きます。

以降、5位「料金が高め(6人)」、6位「あまり運動にならない(3人)」の結果となりました。

「実際のコースとは感覚が違う」といった、シミュレーションゴルフの「限界」を指摘した人が多数。

芝や風の感覚が実際のコースとは違うため、「うまくならない気がする」といった懸念につながるのでしょう。

「やっぱり実際のコースが一番」という意見もありました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 コースの感覚とは違う

  • 実際ラウンドすると、芝生の感覚の違いに驚く(30歳 女性)
  • 風や芝の感触を感じない。距離感をつかみにくい(46歳 男性)
  • とくにパターの感覚が実践と違いすぎる(55歳 男性)

1位は「コースの感覚とは違う」でした。

シミュレーターはリアルに設計されているとはいえ、やはり実際のゴルフコースとは異なります。

当然ながら風は吹きませんし、床に傾斜がつけられないところもあります。

また立ったときの芝生の感覚などもコースとは違うため、違和感を覚える人も多くなりました。

2位 爽快感が少ない

  • 野外と違って解放感がない。空気は外の方が気持ちいい(38歳 女性)
  • ラウンドしている時の爽快感は得られない。良いショットをしてもスクリーンにボールが当たるため、ボールが飛んでいく気持ちよさは味わえない(45歳 男性)
  • 「ボールが飛ぶ」という爽快感がない(56歳 男性)

「爽快感が少ない」が2位。

シミュレーションゴルフは屋内ですので、「風」「日光」などを感じられません。

ゴルフ場の広々した景色がスクリーンに映し出されてはいますが、やはり実際のゴルフコースほどの爽快感は味わえないでしょう。

また打ったボールはスクリーンにあたってすぐ落ちてくるので、「ボールが遠くまで飛んでいって気持ちいい!」という感覚も味わいにくくなります。

そのため「あまりリフレッシュにはならない」という人もいました。

3位 データの正確性に疑問

  • 本当に飛距離と打ち出しの方向があっているか不安(33歳 男性)
  • 「打球の表現がどの程度正確なのか、イマイチよくわからないな」と感じることがある(42歳 女性)
  • 本当に飛距離が出ているのかわからない(69歳 男性)

3位は「データの正確性に疑問」でした。

「シミュレーションゴルフだと飛距離が出るものの、ゴルフ場や練習場では飛ばない」という経験をして、シミュレーターの正確性に疑問をもっている人も。

シミュレーターの精度によっては、不満も大きくなりそうです。

4位 うまくならない気がする

  • 距離感や風を考慮した練習には向いていない。身体の動かし方も小さくなる(38歳 女性)
  • 「パター」「傾斜」「ラフ」「バンカー」などが上達しない(44歳 女性)

4位は「うまくならない気がする」。

例えば床に傾斜がつけられない施設だと、傾斜の練習などはできません。

また風も考慮できないため「ゴルフコースの状況に合わせたプレー」を練習するには適していないのもデメリット。

「シミュレーションゴルフでできる練習」「できない練習」があることを認識しておく必要があるでしょう。

5位 料金が高め

  • 他のスポーツと比較して、料金が高いです(36歳 男性)
  • 料金が高い(41歳 女性)

5位は「料金が高め」。

シミュレーションゴルフの料金は店舗により異なりますが、1時間あたり2,000~5,000円くらいのところが多いようです。

個室料金やクラブのレンタル料金などを含めると、さらにかかる料金は増えます。

ただ「複数人で1つのブースを使う」「平日昼間など料金が時間帯に利用する」などの工夫で、料金は下げられます。

6位 あまり運動にならない

  • 運動にはならない(39歳 男性)
  • コースを回らないので、健康的な運動ができないのもデメリット(46歳 女性)

6位は「あまり運動にならない」でした。

シミュレーションゴルフでは、ゴルフコースのような「ボールのところまで歩くく、走る」という行為がありません。

そのため運動量としては、コースに出るよりかなり少なくなります。

運動量を求めるなら、シミュレーションゴルフはあまり向いていないといえるでしょう。

シミュレーションゴルフに求めるものは「使いやすい料金プラン」

シミュレーションゴルフをしたことがある92名に「シミュレーションゴルフに求めるもの(どんなシミュレーションゴルフなら利用したいか)」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

シミュレーションゴルフに求めるもの

1位になったのは「使いやすい料金プラン(46.7%)」です。

2位「リアルで正確な最新設備(26.1%)」、3位「通いやすい立地(21.7%)」、4位「集中できる個室(8.7%)」と続きます。

以降、5位「複数人でプレーできる(7.6%)」、同率6位「入りやすい雰囲気(6.5%)」「アドバイス・レッスン機能の充実(6.5%)」の結果となりました。

料金面を重視している人が多いとわかりますね。

料金が安ければ頻繁に通えて練習量が増えますから、安さを求める人が多いのも納得です。

また「設備」「個室」「アドバイス機能」など、機能面の充実を求めている人も目立ちました。

せっかくお金を払って利用するなら、有意義な練習をしたいですからね。

では具体的な回答を紹介します。

1位 使いやすい料金プラン

  • もっと気軽にいけるように、料金が安くなってほしい(21歳 男性)
  • 平日昼など時間限定でいいので、通い放題で安価であれば通ってみたい(32歳 女性)
  • 料金はワンコインから(40歳 女性)

1位は「使いやすい料金プラン」でした。

まず「リーズナブルな値段であれば通いやすい」と答えた人が多数。

具体的には「通い放題・サブスク」「ワンコインから利用できると嬉しい」といったコメントが寄せられています。

「サブスクでいつどれだけ利用してもOK」「30分ワンコインから利用できる」といったシミュレーションゴルフだと、スキマ時間にも立ち寄りやすくなりそうですね。

サブスク料金に道具のレンタル料金もすべて含まれていると、よりオトク感があります。

2位 リアルで正確な最新設備

  • 傾斜がつけられるシミュレーションゴルフ(26歳 男性)
  • とことんリアル。玉の飛んだ方向や飛距離の正確さや、グラフィックの本物さ加減など(38歳 男性)
  • 臨場感と正確性が高いシミュレーションゴルフ(42歳 女性)

「リアルで正確な最新設備」が2位。

「VRのような没入感があればいい」「傾斜や天候を再現してほしい」などの意見が寄せられています。

技術の進歩で「シミュレーションゴルフの弱点」をカバーできるようになったら、シミュレーションゴルフがさらにおもしろくなりそうですよね。

また機能面では「選べるコースが豊富だと嬉しい」という人も複数いました。

3位 通いやすい立地

  • ゴルフ練習場の近くにあれば通いたいと思う(25歳 女性)
  • 家から近い駅チカな場所にあること(39歳 女性)
  • 繁華街などではなく、ゴルフ場への途中などにあるといいと思います(54歳 男性)

3位は「通いやすい立地」でした。

「自宅から近い便利な場所にあるといい」と答えた人が多数。

一方で「ゴルフ場」「練習場・打ちっぱなし」の近くにほしいと答えた人も複数いました。

ゴルフ場や練習場でプレーしたあと、「もう少し練習したい」と感じる人も多いのかも知れません。

また打ちっぱなしに併設されていれば、「寒い日はシミュレーションゴルフにしておこう」などと練習方法を選べますね。

4位 集中できる個室

  • 1~4人くらいで楽しめる、他から干渉されない空間(39歳 男性)
  • 周りを気にしなくて良いつくりがいい(44歳 女性)

4位は「集中できる個室」。

ゴルフ場や打ちっぱなしでは、ついつい周りが気になって集中できない人も多いのではないでしょうか。

初心者ですと「周りの人に下手だと思われていたら恥ずかしい」と思うこともあるでしょう。

そのため「個室・プライベートルームがあると嬉しい」という人も多くなりました。

5位 複数人でプレーできる

  • 大人数で参加できるスペースがほしい(46歳 女性)
  • ネット回線で、離れている人とも対戦できる(55歳 男性)

5位は「複数人でプレーできる」でした。

対戦形式でゲーム性が高まると、やはり盛り上がります。

娯楽として楽しみたい人にとっては、「複数人でのプレー」は魅力的なサービスでしょう。

一方で「集中してフォーム修正などの練習に取り組みたい」という人にとっては、ワイワイ楽しんでいるグループが練習の妨げに思えることも。

「練習用」「娯楽用」のシミュレーターが分かれていると、快適に使えそうですね。

6位 入りやすい雰囲気

  • 女性が通いやすい空間なら通いたい(24歳 女性)
  • 通いたくなるきれいな内装(31歳 女性)
  • 洒落た感じで入りにくいところが多いように思う。ゴルフ未経験でもハードルが低くなるような、高校生でも出入りできるくらいのものがあってもいい(48歳 女性)

6位は「入りやすい雰囲気」でした。

とくに女性からの意見が多くなっています。

「ゴルフをするのは男性が多い」というイメージがあるせいか、女性にとってゴルフ関連施設は少し通いにくいもの。

そのため「女性でも入りやすい雰囲気があると嬉しい」「女性専用があってもいい」という声が寄せられています。

ただオシャレ過ぎると気後れしてしまう人もいるため、「親しみやすさ」も必要になりそうです。

「ラウンドはしないし道具ももっていないけれど、シミュレーションゴルフでボールを打つのは好き!」という使い方の人がいてもいいですよね。

同率6位 アドバイス・レッスン機能の充実

  • アドバイスが自動でついてくれば嬉しいです(35歳 女性)
  • スイングデータから、「どこを直したほうがいい」とアドバイスをもらえるところ(46歳 女性)

同率6位は「アドバイス・レッスン機能の充実」。

シミュレーションゴルフのデータが見るだけでは、「具体的にどこをどう修正したらいいかわからない」という方もいるかもしれません。

そのためアドバイス機能を求める人も多くなりました。

「シミュレーションゴルフを使って、プロやインストラクターにマンツーマンでレッスンしてほしい」という声も寄せられています。

まとめ

シミュレーションゴルフのメリットは、なんといっても手軽にゴルフの練習ができることです。

遠くのゴルフ場まで出向く必要も、天候や気温を気にする必要もありません。

できる練習には限りがあるものの、スイングや弾道のデータはわかるため、弱点の把握やクセの改善に役立てられます。

また真剣な練習だけではなく、仲間との遊びとして気軽に楽しめるのもメリット。

複数人で1ブースを利用すれば、ネックとなる料金も安く抑えられます。

スポーツバーなどに設置してあるシミュレーションゴルフが安く利用できれば、ゴルフに親しむ人が増えていくかもしれませんね。

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