ゴルフ未経験者の中には、「ゴルフって本当に楽しいの?」と思っている方もいるかもしれません。
そこで今回はゴルフ経験者190名にアンケートを実施し、「ゴルフが楽しいと思う理由」を調査。
またゴルフが楽しいかどうかは「誰とプレイするか」にも左右されるため、「一緒にゴルフに行って楽しい人の特徴」についても聞きました。
- 調査対象:ゴルフ経験者
- 調査期間:2022年11月15日~24日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:190人(男性113人/女性77人)
- 回答者の年代:20代 15.8%/30代 30.5%/40代 30.0%/50代 18.4%/60代 5.3%
ゴルフが楽しいと思う理由1位は「うまくプレーできたときの爽快感」
ゴルフ経験者190名に「ゴルフが楽しいと思う理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「うまくプレーできたときの爽快感(63人)」です。
2位「自然の中でプレーできる(51人)」、3位「コミュニケーションの場になる(34人)」と続きます。
以降、4位「自分の成長を感じられる(32人)」、同率5位「いい運動になる(20人)」「ストレス解消できる(20人)」、7位「難しくて奥が深い(16人)」の結果となりました。
「うまくいったときの爽快感」「成長が感じられる」「難しくて奥が深い」など、プレーや練習そのものに楽しさを感じている人が多数。
一方で「コミュニケーションの場になる」など、プレー以外の面で楽しさを感じている人もいました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 うまくプレーできたときの爽快感
- ドライバー・アイアンがキレイに当たったときの感触がとても気持ち良く、楽しいと感じます(25歳 男性)
- 遠くまで飛ばせた時が一番楽しいです(49歳 男性)
- カップにインしたときの達成感がたまりません(61歳 女性)
1位は「うまくプレーできたときの爽快感」でした。
いいショットやパットが打てたときの「やった!」という気持ちよさがたまらないと感じている人が多数。
経験が浅くても調子が悪くても、突然まっすぐ遠くに飛ばせることもあるのがゴルフ。
一度ナイスショットの爽快感を味わうと、クセになってしまうでしょう。
2位 自然の中でプレーできる
- 自然の中を歩きながらプレーするのは気持ちいいです(29歳 男性)
- 自然を感じられるので、開放感がすごい(45歳 女性)
- きれいな芝生や木々が生えているところを歩くのも気持ちがいい(53歳 女性)
「自然の中でプレーできる」が2位。
ゴルフコースは自然豊かな場所につくられていることが多く、敷地内は美しく手入れされ広々としています。
「美しい芝生や林の緑」「空の青さ」を感じながらプレーするのは、他のスポーツではなかなかない気持ちよさです。
「ティーグラウンドに立ったときの景色が大好き」という方も多いですね。
3位 コミュニケーションの場になる
- ラウンド中の仲間との会話が楽しいです(37歳 男性)
- いろんな情報交換や意見交換ができるところ(48歳 男性)
- いろいろな人とゴルフをしながら会話することが楽しいです(58歳 女性)
3位は「コミュニケーションの場になる」。
ゴルフコースを回るときには、同じ組の人たちと会話する機会も多く、同僚や友人と交流を深める場になります。
そのためビジネスでも、「取引先との関係を深めるため」「新規取引先開拓のため」などにゴルフが活用されていますね。
ゴルフを通じて、年齢や職業を超えた交流が広がっていくのも魅力です。
4位 自分の成長を感じられる
- 練習すればするほど上達するから(22歳 女性)
- スコアがあがると、上達を実感できるから(35歳 男性)
- 練習の成果が出たり「前より上手くなった」と実感できたりしたときは、やはり楽しいと感じる(47歳 男性)
4位は「自分の成長を感じられる」。
「スコアがよくなる」「飛距離が伸びる」など、ゴルフは上達を実感しやすいスポーツです。
「練習が結果につながった」と感じると、さらに練習したくなりますよね。
コツコツと成果を積み重ねていくことにやりがいを感じている人も多くなりました。
5位 いい運動になる
- 体をほどよく動かせるから(25歳 男性)
- コースに出ると良い運動になる(40歳 女性)
- 適度に運動できること(67歳 男性)
5位は「いい運動になる」です。
半日あるいは一日ゴルフ場を歩き回れば、かなりの運動量になります。
そのため「ゴルフを始めて体型がよくなった」「体力がついた」と感じる人も多くなっています。
一方で激しすぎる動きはないので、年齢や性別問わず始めやすいのがゴルフのメリットです。
同率5位 ストレス解消できる
- 球を打つことがストレス発散になる(22歳 女性)
- 何よりストレス発散になります(46歳 男性)
- 日常の嫌なことから解放されて、広いグリーンの上で癒されるから(51歳 男性)
同率5位は「ストレス解消できる」でした。
思いっきりボールを叩くこと自体がストレス解消になりそうですね。
無心でクラブを振ることで、嫌なことを忘れられる効果もあります。
またゴルフコースに出れば、広々した空間に癒やされてリフレッシュできますよ。
7位 難しくて奥が深い
- いくら技術が上達しても、当日の天候や風向きによってスコアは変わってくるので、読みも大切で頭を使うところ(29歳 女性)
- なかなか上手くいかないところ(45歳 男性)
7位は「難しくて奥が深い」でした。
おそらくコメントを寄せたのは、「なかなかうまくいかないからこそ、負けん気に火がつく」というタイプの方々でしょう。
上達の道筋を自分で考えたり、天候に合わせた戦略的なプレーが楽しめたりするのも、ゴルフの魅力です。
戦略がハマったときの達成感もクセになりそうですね。
よく一緒にゴルフに行く相手は「友人・知人」
ゴルフ経験者190名に「よく一緒にゴルフに行く相手」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
もっとも多かったのは「友人・知人(43.2%)」です。
以降、2位「上司・同僚(31.6%)」、3位「家族(18.4%)」、4位「取引先(5.8%)」、5位「ゴルフ仲間(3.2%)」の結果となりました。
「友人」「家族」など、仕事関係者以外とゴルフを楽しんでいる人が多くなりました。
上司や取引先に声をかけるより、友人や家族を誘うほうが気軽ですからね。
同居していたり近くに住んでいたりする相手なら、プレーするゴルフ場も決めやすいでしょう。
ゴルフクラブ・ゴルフスクールの仲間と一緒に、会員の定例競技会に参加している人もいました。
一緒にゴルフに行って楽しいのは「気心が知れている人」
ゴルフ経験者190名に「一緒にゴルフに行って楽しい人」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「気心が知れている(32.1%)」です。
2位「感情的にならない(24.7%)」、3位「マナー・気遣いがある(15.8%)」、4位「スコアが同レベル(11.1%)」と続きます。
以降、5位「会話がおもしろい(10.5%)」、6位「ゴルフを楽しんでいる(8.9%)」の結果となりました。
気を使わなくていい相手とゴルフに行きたいと考えている人が多数。
遠慮してしまったり「マナーが悪いとか下手だとか思われていないかな」と気になったりするような相手だと、落ち着いてプレーできませんからね。
どちらかというと「上手か下手か」よりも、「ラウンド中に見える性格や態度」を重視している人が多いようです。
では具体的な回答を紹介します。
1位 気心が知れている
- 気の置けない仲間や家族とだと、楽しく感じます(32歳 女性)
- 一緒にいて気をつかわない人(46歳 男性)
- 気をつかわなくていい、気心の知れた友人(54歳 女性)
1位は「気心が知れている」でした。
ゴルフコースでプレーする場合、「プレーのスピードが合わなかったらどうしよう」「同伴者と会話が弾まなかったら気まずいな」などと心配してしまうもの。
しかし仲のいい友人・同僚や家族など、気をつかわない相手であれば、不安なくプレーに集中できるでしょう。
「よく一緒にゴルフに行く相手ランキング」で「友人・知人」が1位だったのも納得です。
2位 感情的にならない
- 順番を待っても、まったりと楽しめる人。のんびりとして寛大な人(33歳 男性)
- プレーの反省や失敗があっても、前向きにポジティブな思考や言動ができる人。ネガティブな発言や態度が出る人とは、あまり良い気分でラウンドできない(47歳 男性)
- 調子がよくなくても不機嫌になったりせず、楽しくプレイできる人(53歳 女性)
「感情的にならない」が2位。
残念ながら、スコアが悪いとすぐイライラしたりネガティブになったりする人もいます。
イライラしている人とラウンドすると、緊張して楽しくプレーできませんよね。
趣味のゴルフは楽しむことが大切ですし、緊張はスコアにも影響してしまうもの。
そのため「リラックスした雰囲気で楽しくラウンドできる人と一緒に行きたい」と考える人が多くなりました。
3位 マナー・気遣いがある
- 周りを気遣える人(30歳 女性)
- とにかくマナーの良い人。「うるさい人」「わがままなプレーをする人」「人のプレーを見ない人」「スロープレーの人」は嫌です(49歳 男性)
- 無理に教えようとしない人。初めての人と一緒にコースを回ると、必ず一人は教えたがりがいて迷惑(57歳 男性)
3位は「マナー・気遣いがある」でした。
「プレイファーストを守る」「同伴者のプレーを見守る」「聞かれてないのに教えない」など、みんなが楽しくプレーするためにはマナーが大切です。
また「同伴者がナイスショットを打ったらほめる」「ミスしたら共感を示す」といった心配りがあると、和やかな雰囲気になりますよね。
4位 スコアが同レベル
- 同じレベルの人と行くと気を使わないので、楽しいです。今は私があまり上手ではないので(27歳 女性)
- 自分が下手だから、うますぎない人(43歳 女性)
- 同じレベルで、スコアを競い合える仲間です。年齢は気にしません(66歳 男性)
4位は「スコアが同レベル」。
レベルが同じくらいの人とラウンドすると、「競り合えて楽しい」「プレーのスピードが同じくらいなので、気負わなくていい」といったメリットがあります。
初心者ですと「上手すぎる人だと、自分が足を引っ張ってしまうかも」と考えやすいのでしょう。
反対に上級者も「初心者すぎる相手だと、プレーが遅くなってしまうな」と心配するのかもしれません。
5位 会話がおもしろい
- プレーが上手というよりは、話の合う人が楽しい。一緒にいて飽きないので(30歳 男性)
- 会話の引き出しが多い方です(50歳 男性)
- 和気あいあいと雑談しながらコースを回れる人です(66歳 女性)
5位は「会話がおもしろい」。
ゴルフコースでラウンドするときには、同伴者と長時間一緒にいて、食事なども一緒にとります。
そのため話題が合わなくて沈黙が続くと気まずいもの。
一方でいろんな会話を楽しめる相手となら、楽しく過ごせます。
「いつも話さない上司でも、ゴルフのときは話せるので楽しい」というコメントもありました。
職場などでは気難しそうに見える人でも、一緒にゴルフすると「意外に話が合う」「実はおしゃべり好きなんだ」など、新たな一面が見えるかもしれませんね。
6位 ゴルフを楽しんでいる
- ゴルフそのものを楽しんでいる人です。たとえショットが上手くいかなかったとしても、1プレー1プレーを楽しんでいる人とゴルフをしているときは、とても楽しいです(24歳 男性)
- 夫がまったく楽しそうでないので、下手でも楽しそうにプレーする父親と行く方が楽しいです(45歳 女性)
6位は「ゴルフを楽しんでいる」でした。
「付き合いだから仕方なく」といった態度で楽しくなさそうにプレーする人と一緒だと、気持ちが盛り下がってしまうことも。
一方で「ゴルフが好き」「ラウンドできて楽しい」という気持ちが見える人と一緒だと、ポジティブな気持ちが伝わってきて、自分も楽しくプレーできそうですね。
まとめ
ゴルフの大きな魅力は「ナイスショットが打てたときの爽快感」「自然の中でプレーできる開放感」「同伴者との交流を楽しみながらのラウンド」です。
また上達が見えやすいスポーツでもあるので、練習にやりがいを感じられるでしょう。
ただゴルフの練習やラウンドが楽しくなるかどうかは、同伴者にも左右されます。
例えば「マナーが悪い人」や「スコアが悪いとすぐイライラする人」と一緒だと、楽しくゴルフできません。
楽しくゴルフするなら、「感情的にならずマナーのよい人」を同伴者に選ぶのがおすすめ。
家族や友人など気心の知れた相手なら、プレーのレベルなども気にしなくていいのでさらにラクでしょう。
また自分自身も「ゴルフに誘いたい相手」と思ってもらえるよう、マナーや感情のコントロールには注意したいですね。